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人はだれでもが、自分の話をしっかり聴いてくれる人、会話をスムースにしてくれる人、
こころのモヤモヤを整理してくれる人を求めています。

つまり、聴き上手を求めているのです。
聴き上手とは、自分の存在を認めてくれ、可能性を引き出してくれる人のことです。

これからは、聴き上手な人に、
有益な情報や豊かな人間関係が集まってくる時代となります。

しゃべらないアナウンサーとして30数年仕事をされてこられた遠藤泰子さんは、
聴くことだけに徹してきたと言います。

そのきっかけとなったのは、永六輔さんとの出会いです。

最初に永六輔さんがおっしゃったことは、
「とにかく前に座ってくれればいいから」ということでした。

以来30数年、永六輔さんの話を聴き続けているうちに、いかにうまく話すかということより、
「聴くことの大切さがわかった」と言っています。

子供の頃から引っ込み思案、赤面恐怖症で、人前に出ることが苦痛でさえあった遠藤さんは、
しゃべることが苦手な自分を変えたいと思って、放送の世界に飛び込みました。

しかし、どんなに努力しても、しゃべりに自信を持つことができない。
しゃべりがうまくできないことは、アナウンサーにとっては致命的です。

そんな落ち込んでいるときに出会ったのが、永六輔さんだったのです。
アナウンサー本来の話すことではなく、聴くことに徹して仕事を続けてきた遠藤さん。

今では、人のこころに耳をすまし、悩みを聴き出す良き理解者として、
講演、執筆活動によって、多くの人に勇気と希望を与えています。

高木裕樹(著)『自分を好きになる本』から要約しました。

 

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問題の90%は、聴いてもらうことによって解決します。
だれにでも、こころの内を聴いてもらって楽になったという経験はあるでしょう。

そのときの聴き手は、ただひたすらに黙って、
あなたの話に心から耳を傾けて聴いてくれたのではないでしょうか。

しかし、そのように聴いてくれる人が少ないのも現実です。

どうして聴くことが難しいのでしょうか。
それは、聴くことよりも話すことの方が、だれでも好きだからです。

世の中は、自分の話を聴いてほしい人で満ち溢れています。
自分のことを「わかってもらいたい」、「認めてもらいたい」、「愛してもらいたい」、
「存在そのものを受け入れてもらいたい」という心の叫びを聴いてほしいのです。

人と人との関わりの中で最も大切な鍵は、「相手をあるがままで受け入れる」ことです。
人は、あるがままを受け入れられたとき、なんとも言えない「ぬくもり」が心に生じます。
どんな痛みも和らぎ、一歩前に踏み出す勇気とエネルギーが与えられるのです。

たとえば、学校へ行けない子供がいるとします。

その子供を、あるがまま受け入れるということは、
「学校へ行けない」という行為を否定したり肯定したりすることではなく、
「そうせざるを得なかった」その気持ちを受け入れてあげることなのです。

「だれでも学校に行けなくなるものだ」とか、「学校は行かなければならない」、
「学校に行かないことはダメなこと」という言い方ではなく、行けないということに対して、
「学校に行けなかったんだね」と、否定でも肯定でもなく、そのままそっくりと受け入れ、
その気持ちを、そうなっている子供の存在そのものを包んであげることです。

このように、あるがまま受け入れる聴き方を「傾聴」と言います。
魅力ある人間関係をつくるコツは、「傾聴」を心がけることです。

高木裕樹(著)『自分を好きになる本』から要約しました。

 

日本トップクラスの経営コンサルタントは、会社を生かすもダメにするのも、
「経営者の人間性が大きい」と分析しているようです。

これからは、「人格がすべての鍵を握る時代になる」と考えられます。
魅力ある人間関係は、人格形成が決め手となります。

では、いかにして人格は形成されていくのでしょうか。
それは、「ふれあい」です。

まず、養育者である「親とのふれあい」です。

「三つ子の魂百まで」と言われるように、
特に、三歳までの乳幼児の時期の親子のふれあいは、非常に大切です。

この時期に、子供は親に抱かれたり、おんぶされたり、肩車されたり、
肌と肌とがふれあうことで、親からの愛情を知り、その記憶は一生こころに刻まれます。

また、親にとっても、反抗期を通してなお子供に愛情を注ぎ続けていくことができるのは、
三歳までに一生分の愛嬌をもらっているからだと言われています。

次に、「環境による影響」です。

子供のときは、自分で環境を選ぶことはできませんが、
大人になれば、自分の意思と決断によって環境を変えていくことができます。

人は、「ふれたものに似る」と言われます。

偉人の書き残した書物とのふれあいであれ、尊敬できる人とのふれあいであれ、
人生のモデリングとなる人とのふれあいから、「前向きな考え」、「人生観」、「生き方」、
そして何よりも、「あふれ出る愛情」にふれ続けることが大切なのです。

魅力ある人間関係を目指して、常に、「すばらしいもの」にふれ続けましょう。
それが、人格を高める近道です。

高木裕樹(著)『自分を好きになる本』から要約しました。

 

不登校になってしまう子供の多くは、家庭でも学校でもほとんど問題のない「良い子」です。

友だちとの関係でも、無理して良い人を演じ、先生の前でも、期待されているから、
明るく元気な良い子を演じます。

家でも良い子供でなければならないと、相当がんばって生きている、
まじめで、がんばり屋さんが多いのです。

そんな「自分を演じている」のに疲れてしまい、
できれば投げ出したい気持ちになってしまいますが、
なんとか続けようと必死になって苦しみ、やがてポキッと折れてしまうのです。

そして、頭では学校に行かなければとわかっているのですが、
体がついていかなくなります。

朝になると、頭痛、吐き気、腹痛といった支障があらわれます。

こころでは「さあ、がんばって学校に行こう」と思った瞬間に、
体が抵抗を示し、登校できなくなるのです。

そんな良い子が、こころのがんばりから解放されていくためには、
次のようなプロセスが必要です。

①「自分はがんばって生きてきたんだな」と認めること。

無意識のうちに、良い子を演じないと生きられなかった自分を認めること。

②「もうがんばらない」、「良い子はやめた」、「学校には行きたくない」、
「まわりに気を使って生きるのはやめた」と考えること。

自分の気持ちを正直に表現することは勇気を必要としますが、
そうすることで、こころが楽になります。

③自分自身に中にある「ワル」を認めること。

不登校や引きこもっている子供は、良い子を演じて生きているので、
なかなか「ワル」を認めることができないのです。

しかし、「ワル」の自分を認めることができることが、回復のきっかけとなります。

自分の中に「良い自分」と「ワルの自分」が存在していることを認めて初めて、
共存し共生していくことができるようになり、こころにゆとりが生まれてきます。

子供の気持ちを支えて、こころの世界の理解を深めていくことが、
大人の大切な役割です。

高木裕樹(著)『自分を好きになる本』から要約しました。

 

「自分探し」が、現代のキーワードと言われています。

だれもが、「背伸びして生きるのはやめて、もっと自然体で」、
「ありのままに生きることができたら」、「自分らしく生きたい。
自分の気持ちに素直になって生きたい」と、切なる願いを持っています。

人は、豊かさを求めて走り続けていうるちに、時間に追われ、役割に縛られ、
いったい「自分とは何者か」、「自分は何をしたいのか」が、
わからなくなってしまっています。

システム社会の中にあっては、効率がすべてです。
自分が交換可能な組織の歯車でしかないと思っている人も多いのが現実です。

システムには、「こころや感情」は必要ありません。
「人間関係の深いつながり」がないのです。

若い人が願っていることは、「ありのままの自分を生きることができたら、
どんなにいいだろう」というものです。

多くの人は、ありのままの自分を受け入れることができずに悩んでいます。

「人前で立派にしている自分はゆるせるが、
家に帰ってダラダラしている自分はゆるせない」、

「自分が悪いとわかっていても、素直になれない」、
つまり、こころの中で葛藤が生じているのです。

それが、カウンセリングを受けている過程で、今まで自分を否定していた自分を
受け入れることができるようになってきます。

良いとか悪いとか、否定も肯定もせず、
すべてが自分であることを認め、受け入れていきます。

そうすることによって、他人の目に振り回され、
世間体ばかりを気にして生きてきた自分から、
ありのままの自分を認識し、ただ一人の自分自身として生きていくことが、
できるようになるのです。

カウンセリングの神様と呼ばれるカール・ロジャーズは、次のように言っています。

「私が、自分自身を受け入れて、自分自身にやさしく耳を傾けることができるとき、
自分自身になることができるとき、私は、よりよく生きることができる。

言い換えると、私が自分に、あるがままの自分でいさせてあげることができるとき、
私はよりよく生きることができる」

高木裕樹(著)『自分を好きになる本』から要約しました。

 



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プロフィール
HN:
中村彰宏
性別:
男性
職業:
心理カウンセラー
趣味:
カラオケ、テニス、映画
自己紹介:
氏名:中村彰宏
職業:心理カウンセラー
学歴:米国ロマリンダ大学院
カウンセリング学部卒業(修士)
資格:米国カリフォルニア州認定・
夫婦家族療法セラピスト
現職:オリーブ・カウンセリング・
センター(代表)
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