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人間の基本的欲求に「愛し愛される」ことがあります。
人はだれでも愛を求めて生きています。

夫婦となるとき、人は愛を誓い合いますが、
愛とはいったい何でしょうか。

「愛」とは、英語で「LOVE」と書きます。
その意味は次のようになります。

L: 「Listener」
お互いに聴き合うこと。
人それぞれの違いを知り、認め合うことにより理解を深めることです。
お互いにありのままを受容する努力が大切です。

O: 「Over look」
大目に見ること。
人間はだれひとりとして完全な人はいません。
お互いに不完全な存在であり、ゆるし合う努力をすることが大切です。

V: 「Voice」
いのちのことばをかけ合うこと。
こころの栄養になることばをかけ、肯定的な会話をすることです。
それがいつまでも仲よくできる秘訣です。

E: 「Effort」
努力すること。
精神的に成長し続け、尊敬され続けるために努力が必要です。

「人を愛する愛」と「人から愛される愛」のバランスが崩れると欲求不満を
招くことになります。

愛された経験がない人に、人を愛することはできません。
親から十分に愛されずに育った子供は、成人しても人を愛することができず、
いつまでも「人から愛される愛」を求め続ける傾向があります。

また、愛を求めて結婚する人も多いでしょう。
しかし、求めるだけの愛では、うまくいきません。
相手にだけ期待を求めているからです。

トルストイは、「確実に幸福になる道は、人を愛することだ」と言っています。

愛されることだけを求めるのではなく、
人を愛することができるようになることが大切なことであり、幸せになる道です。

高木裕樹(著)『自分を好きになる本』から要約しました。

 

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優しさとは、人の憂いがわかることです。

しかし、人の憂いがわかるということは、たやすいことではありません。
むしろ、わからないものであり、本人しかわからないものではないでしょうか。

しかし、少しでも人の憂いをわかろうとすることならできます。
人は、自分の痛みの体験で、他人の憂い、こころの痛みが憶測できるようになるのです。

この憶測で、人は相手の立場に自分の身を置くことができます。

しかし、思い込もうとしてはいけません。本当にそうだろうかと自問します。
これを共感と呼ぶのです。

似ていることばに、同情というものがありますが、共感とは違います。
同情とは、相手の痛みを自分本位に受けとめ、解釈してしまうことです。

自分のこころに埋没してしまうことになります。
相手の立場に立つというよりも、自分の立場からの見方になるのです。

共感は、人のこころに優しさを与えますが、同情は、傲慢を生み出しかねません。
安易に憂いがわかると思うのは、傲慢なのです。わからないことを思うのは、傲慢なのです。

わからないことを認めることが、大切なことです。

人の憂いがわかり、相手に共感できる人は、自分がよく見えている人です。
自分のこころの痛み、悲しみと、しっかりと向き合ってきた人です。

末期ガンで危篤状態になった人がいるとします。
この人にどのように接することが最善でしょうか。

危篤状態の人を前にして、その人をいやすことができるのでしょうか。
このような現実に遭遇すると、何を語っていいのか、何をすべきか、とまどうばかりです。

ある人は、その患者の病室を訪ね、その足もとに座り、
両手で足を優しく包み込み、静かにさすり始めました。

何も語ることなく、ひたすらに黙し、こころの中で祈り続けたのです。
「苦しみから解放されんことを。こころに平安が与えられるように」と。

何も話してはいません。しかし、これこそ共感だと思います。

ある人は「がんばれ」ということばをかけました。
死に向かっている人に「がんばれ」ということばには、どんな意味があるのでしょうか。

このことばは、不登校の子供たちが耳にすることばで最も多いことばです。
「がんばれば学校に行ける」。

「がんばれ」は相手の立場に立ったことばではなく、自分の立場からのことばです。
これは単なる同情です。

人はとらわれると、相手の位置が見えなくなります。
共感できる力は、すごい強さを持っています。

高木裕樹(著)『自分を好きになる本』から要約しました。

 

人間関係をスムースにすることばとは、どのようなものでしょうか。

阪神淡路大震災では、多くのボランティアのカウンセラーが、
現場でこころのケアにあたりました。

カウンセラーがやたらに言ってはならないのは、「がんばってください」ということばです。

励ましのつもりで言ったとしても、「しっかりしなきゃだめじゃないか」という意味で、
相手がとらえてしまうことが多いからです。

では、「いのちことば」を使うためには、どうしたら良いのでしょうか。

人は、つらいこと、悲しいこと、怖いことに遭遇したときには、共感を求めています。
自分の気持ちに共感されたと感じたとき、安心が生まれてくるのです。

Aさんから、「いやなことを言われた」と相談されたとします。
「あの人って、いやな人よね」とAさんが言ったとき、あなたはどう答えるでしょうか。

「何言ってるのよ。そんなこと言っちゃダメじゃないの。」と言ってしまったりすると、
Aさんは「どうして私のことをわかってくれないの」と思い、失望を感じるはずです。

今、Aさんが求めているのは共感です。

まずは「そんなこと言われたら、つらいですね」と共感し、
その思いを返すことばが「いのちことば」になるのです。

これでAさんは、自分の気持ちに共感してもらえたと安心し、
あなたにこころを開いていくのです。

「いのちことば」を使う秘訣は、相手の思いをしっかりと受けとめる共感です。

お互いの共感が深まれば深まるほど、相手のこころを動かす「いのちことば」が使われ、
相手のこころに平安を与えることができるのです。

高木裕樹(著)『自分を好きになる本』から要約しました。

 

人間関係の基本は、ことばです。
ことばは、人に勇気を与える武器にも、人を傷つけてしまう凶器にもなります。

精神科医の斎藤茂太先生は、次のように言っています。

「精神科医という職業柄、ことばには特に注意してきた。
患者は医者のひと言が気になるもの。

患者にとって、医者のことばは『良薬』にも『毒薬』にもなる。
常にそういう意識を念頭に置いてきた。

だから、なるべく否定的なことばを使わないように、こころがけてきた。
それは、自分自身のこころの健康にもなっている」

生活の場でも何気ないひと言が、相手のこころを豊かにすることがあります。

ですから、人間関係において、ことばの配慮がなされることは、
相手を大切にし、相手をおもんばかることにつながるのです。

「ことばは、こころを映す」と言われます。
こころに思っていることが、何気ないことばとして出てくるのです。

私たちが使っていることばには、二種類のことばがあります。
一つは「いのちことば」、もう一つは「道具ことば」です。

単に相手へ伝える手段として使っていることばや、
知っているだけで使わないことばは、「道具ことば」です。

それに対して、「いのちことば」は、相手のエネルギーの原動力となり、
行動や意識を変えることばです。

ことばの価値は、持っているということではなく、どのように用いるかで高くなります。
ことばは、いのちそのものです。

日々の生活の中で、相手のいのちとなることばを使いたいものです。

高木裕樹(著)『自分を好きになる本』から要約しました。

 

駅の売店に、「地域限定」、「期間限定」と書いてあるお菓子がありました。

そこで、ある人がその商品を手にとって、「このお菓子は地域限定、
しかも期間限定だって。今、買わないと損するぞ」と言っていました。
今、買わないと、なくなってしまうという消費者の購買心理をついています。

人間関係も「期間限定」と考えてみた方が良い場合があります。
人生は有限。人とのかかわりがどんな形であっても、いつか必ず終わりがきます。

たとえば、嫁姑のおもしろくない関係。
子育てにおいて、口を出したり、食事の作り方なども、あれこれと言ってきたとします。

そのとき、いちいち言われたことに振り回されず、腹も立てず、こころが楽になる秘訣は、
「この関係も期間限定」と考えることです。

会社や学校においても、気の合わない人が一人や二人いるものです。
しかし、一生その人とのつきあいが続くのかと思うと、気落ちしてしまいます。

この人との人間関係は「期間限定」と考えて、前向きに新しいことにチャレンジすれば、
仕事に対する意欲を失わずにすむかもしれません。

「好きな人、嫌いな人」、「愛する人、愛することができない人」との関係も、
永遠のものではなく、必ず終わりのときがやってきます。

もう少しつきあいたいと思う人、もうこれ以上つきあいたくないと思う人もいるでしょう。

しかし、どんな関係も「期間限定」と考えると、その人と共にすごす時間、期間、
さらには人生そのものが、かけがえのないものに思えてくるのではないでしょうか。

今、与えられている時間を限定ととらえることによって、
人生の最高の時として、過ごすことができます。

どんな人とつきあうときでも「期間限定」ととらえてみましょう。

高木裕樹(著)『自分を好きになる本』から要約しました。

 



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プロフィール
HN:
中村彰宏
性別:
男性
職業:
心理カウンセラー
趣味:
カラオケ、テニス、映画
自己紹介:
氏名:中村彰宏
職業:心理カウンセラー
学歴:米国ロマリンダ大学院
カウンセリング学部卒業(修士)
資格:米国カリフォルニア州認定・
夫婦家族療法セラピスト
現職:オリーブ・カウンセリング・
センター(代表)
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