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現代は、父と子のコミュニケーションが希薄になっています。
子供のこころが成長し育っていくには、コミュニケーションの量と質が大切です。

コミュニケーション能力が、高いか低いかを知る質問があります。
その中に、「お父さんによく相談するか」、「お父さんの話は面白いか」というのがあります。

「はい」と答える子供は、コミュニケーション能力が高いと言われています。
コミュニケーション能力が高いことは、社会性が高いことにつながります。

社会性の高い子供は、「みんなで決めたことには従う」とか、
「困っている友だちがいたら、助けてあげる」などといったことができます。

しかし、逆に、コミュニケーション能力が低い子供ほど、
「お父さんには口出ししてほしくない」という思いを持っています。

お父さん像は、4つのタイプがあります。
①優しいパートナー・タイプ
②はつらつエンジョイ・タイプ
③堅実仕事重視・タイプ
④厳しいリーダー・タイプ

子供とのコミュニケーションが、よく取れているのは、どのタイプでしょうか?

それは、①と②のタイプです。
なぜなら、子供の目線で、人間として対等な関係でいるタイプだからです。

父親は、子供のサポーター、応援団長、良いパートナーとして相談に乗る、
楽しむ時間を共有して子供の気持ちを知ることも大切です。

現代の子供は、必ずしも父親をモデルにしていないかもしれません。

モデルとして見られていない父親が、
「俺の言うことを聞け」という態度で上から言ったとしても、
子供のこころは離れていくばかりです。

子供が望んでいるのは、「自分探しをしている自分を支えてもらいたい」、
「一緒に考えてもらいたい」、「良き相談相手になってもらいたい」ということです。

父親がこころにゆとりがなく、イライラして家でいばっている頑固親父だったりすると、
コミュニケーションというよりも、近寄りたくないという心境になってしまいます。

子供とのコミュニケーションは、子供を信頼して、パートナーとして、
共に楽しめる時間を共有することが大切なようです。

こころが通い合うコミュニケーションの質の向上を、こころがけていきたいものです。

高木裕樹(著)『自分を好きになる本』から要約しました。

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小学校に行っているA君が、突然「明日から、もう学校には行かない」と言い出しました。
そのとき、あなたがお母さんならどうしますか。

あわてふためいて、「A君、どうして学校に行かないの?何があったのか言ってみなさい」、
「だれかにいじめられたの」、「先生から何か言われたの?とにかく何があったのか、
どうして行かないのか理由を言いなさい」などと、
まくし立てるように言ってしまうお母さんがいるものです。

心配のあまり言わずにはいられないからです。
しかし、そのときこそ、子供のこころを聴く「傾聴」に徹すべきです。

本当は「どうして学校に行かないの」とききたいところですが、そこを抑えて、
「学校に行きたくないのね」と、A君のお母さんは言いました。
まず、相手の気持ちを理解し、相手の気持ちをことばにしたのです。

すると、A君は、「うん、行きたくない」と言った後、続けて話し出しました。
「弁当の時間になると、僕の弁当箱を見て、『古臭い弁当箱だ』と、皆が笑うんだ。
僕は恥ずかしいんだよ」と。

ここでまた、お母さんは、A君の気持ちを察して、「それはつらかったね」と言いました。
その瞬間、A君は、「気持ちがわかってもらってホッとした」そうです。

そこで、お母さんはA君に、「一緒にお弁当を買いに行こう」と誘いました。
弁当箱を買いに行ったとき、お母さんは自分が買いたいお弁当箱がありました。

しかし、A君が選び、気に入ったものを買いました。
A君は大喜びです。

そのとき、お母さんがひとこと言いました、「良かったね」と。
A君は、ニッコリとほほ笑みました。

このお母さんが偉いのは、お母さんが自分の本音をしっかりと見据えながらも、
A君の気持ちにしっかりと焦点をあてて、真剣に気持ちを聴き取ろうとしたことです。
その気持ちは当然、子供に伝わります。

子供は、「お母さんには何を言っても大丈夫」、
「どんな感情を持っていても受けとめてもらえる」
ということがわかると、こころにあることを何でも話すようになります。

気持ちを受けとめてもらいながら聴いてもらっていると、話しているうちに、
自分の中にある問題を、自分で解決していくようになるのです。
子供に選ばせることが、自分に責任を持たせることになるのです。

その後、A君は自分の気に入った弁当箱を持って学校へ喜んで行くようになりました。
「学校へ行かない」と言ったときのこころの声は、「学校には行きたくない」ではなく、
「恥ずかしい思いをして、つらかった」ということでした。

この気持ちを受け入れてもらえて、自分の気に入った弁当箱を買ってもらったことで、
すべて解決しました。

フランスの哲学者ガブリエル・マルセルは、「人格とは、自分で選択し、自分で判断し、
自分が決断することによって、責任を持って生きること」と言っています。

そのような確かな価値観をお互いに持てるように、
子供の人格、相手の人格を大切に育てていきたいものです。

高木裕樹(著)『自分を好きになる本』から要約しました。

ある高校の入学式での出来事です。
新入生を前に校長先生は、コミュニケーションの大切さを語りました。

コミュニケーションの基本は、「あいさつ」にあります。
朝の「おはよう」のあいさつから始まり、就寝時の「おやすみ」のあいさつまでです。

コミュニケーションの大切さをひととおり話した後、新入生の一人ひとりが、
名前を呼ばれて壇上へと招かれていきました。

そこで、校長先生は、
一人ひとりの新入生にこころを込めて入学歓迎の握手をしたのです。

しかし、ある女子生徒は、自分の名前が呼ばれても、壇上に行きませんでした。

どうしたのだろうと思って心配していると、校長先生みずからが壇上から降りて、
その生徒のところに行き、握手をしたのです。

あとでわかったことですが、この女子生徒は、
長い入院生活から昨日退院してきたばかりであったということでした。

校長先生は、それを承知のうえで、みずから壇上から彼女のところへ行って、
握手をしたのです。

相手の立場に立って、相手の気持ちを理解する。
これが、コミュニケーションの真髄です。

今こそ、こころとこころが通い合うコミュニケーションが大切な時代です。
相手の気持ちを受け入れ、受けとめることができるようになる必要があるのです。

「アメリカの古い言い伝え」という詩があります。

「批判ばかり受けて育った子供は、非難ばかりします。
敵意に満ちた中で育った子供は、だれとでも戦います。
冷やかしを受けて育った子供は、はにかみやになります。
ねたみを受けて育った子供は、悪いことをしているような気持ちを持ちます。

寛大な中で育った子供は、がまん強くなります。
励ましを受けて育った子供は、感謝することを知ります。
公明正大な中で育った子供は、信仰心を持ちます。
人に認めてもらえる中で育った子供は、自分を大事にします。
仲間の愛の中で育った子供は、世界に愛を見つけます。」

親が子供に何を与えるか、どのような環境で育つかによって、
子供の生き方が決まっていくのです。

コミュニケーションの大切さを考えさせられます。

高木裕樹(著)『自分を好きになる本』から要約しました。

コミュニケーションが大切な時代にあって、
どうしたら、こころとこころが通い合うコミュニケーションができるのでしょうか。

それは、親子であれば親が、夫婦であれば夫が、会社であれば上司が、
相手の言いたいことを、こころを込めて聴くことです。
これを、カウンセリング的に言うと、「傾聴」と言います。

人間関係で苦労する人の共通点に、思っていることをことばでうまく表現できず、
表情や態度でしかできないために、コミュニケーションがスムースになされない、
ということがあります。

そのような人には、怒り、悲しさ、イライラといった相手の気持ちを感じとって、
ことばにして返してあげることが大切です。

お母さんが、泣いている赤ちゃんに対して、お腹がすいているのか、
オムツがぬれているのか、ぬむいのか、といったことを感じ取っていたようなことです。
対人関係においても、同じように気持ちを感じ取ってあげることが大切なのです。

人の話を聴くときには、その人のことばを聴きます。
大切なことは、ことば以上に気持ちを感じ取ってあげることです。
ことばの背後にある気持ちに焦点を合わせて聴くことが、コミュニケーションの基本です。

お母さんは、まだものを言えない赤ちゃんがほほ笑んでいると、
「あら、うれしいのね」と語りかけ、泣いていると「お腹がすいたのね。待っていてね。
今あげるからね」と、語りかけます。

赤ちゃんが表現できない気持ちをしっかりと聴き、ことばで表現しているのです。
今、その感性が鈍くなってしまっているようです。

もう一度、その感性を取り戻し、研ぎ澄ましていくことが大切です。
相手が何かを言い出したら、今こそ聴くときだという心構えで、
しっかりと相手の気持ちを受けとめるように聴くことです。

相手の話を聴いてすぐに、ことばを返して解決してあげたくなる気持ちもあるでしょうが、
まずはただひたすら聴くということに徹してください。

ことばの背後にある相手が伝えようとしている気持ちに集中して、ただひたすらに聴きます。
そうすると、今まで聞こえなかったこころの声が聞こえてきます。

ここで初めて、相手がうまく表現できなかったこころの声を、ことばで表現してあげるのです。
「つらかったね」、「思い通りにいかないね」、「イライラしているんだね」というように、
その気持ちをことばで表現してあげるのです。

耳をすまして、相手のこころの声に耳を傾け、しっかりと感じ取ります。
そして、あたたかいことばで表現してあげることが大切です。

高木裕樹(著)『自分を好きになる本』から要約しました。

今、親子、夫婦、友人とのコミュニケーションがないこと、
取れないことが問題となっています。

ある凶悪犯罪の死刑判決を受けた男の部屋は、ビデオテープで窓が埋め尽くされ、
狭く閉鎖的で、何をしているのかわからないような密室であったと報じられていました。

少女監禁事件の犯人の部屋も、家の2階の部屋のカーテンを閉め切っていて、
外と一切遮断していた密室でした。

酒鬼薔薇と名乗った少年も、自分の部屋は、
天井裏に何かを隠しておいたりできる密室状態でした。

共通してこのようなことが起きる背景には、
他人とのコミュニケーションがまったくない状態があったわけです。

家族のコミュニケーションがないというのは、大変危険なことです。

特に、子供は、親とのコミュニケーションの取り方しだいで、
価値観が確かなものになっていくかどうかが決まります。

子供は、親との関係を通して、自分の価値観を構築し、
どのように行動したら良いのかを学んでいくのです。

では、具体的にどうように、こころがけていけば良いのでしょうか。

現代社会は、模範となるはずのお父さんが家にいないことが多いです。
そして、おじいちゃん、おばあちゃんもいません。

このような環境で、子供は自由奔放、好き勝手にやりたい放題となっています。
一人っきりのお母さんが、不安の中で子供と接しています。

子供に確かな価値観を与え、社会のルール、責任感を身につけさせ、
自分自身をコントロールして生きていくようにするために、
お母さんは何をすれば良いのでしょうか。

それは、自分の思い通りに子供をコントロールするのではなく、
お母さんが子供にとっての良きサポーターになって手助けしていくことが大切です。

子供は、感情や考えていることをことばで表現する以上に、
感情的に投げつけてくるものです。

思春期ともなれば、特に男の子は口数が少なくなります。
思春期特有のストレートな行動は、その反面行動です。

何かむしゃくしゃする出来事があったりすると、物にあたってみたり、
壁を殴って穴を開けてみたり、物をこわすという行為にしか表現できなくなる時期なのです。
それが、エスカレートしてくると、家庭内暴力へと進んでしまうこともあります。

そのときに大切なことは、子供の喜怒哀楽の感情そのままを、
お母さんがしっかりと受けとめてあげることです。

問題行動の要因は、わかってもらいたいのに、わかってもらえないさびしさ、
自分の気持ちをわかってもらいたい、受けとめてほしいという欲求にあります。
それが満たされないから、つい行動で表現してしまうのです。

子供は、感情でコミュニケーションを取ります。

親が、子供の感情をしっかりと受けとめてあげると、
子供も自分の感情を受けとめることができる子になるのです。

家族のコミュニケーションは、特に大切なのです。

高木裕樹(著)『自分を好きになる本』から要約しました。



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心理カウンセラー
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カラオケ、テニス、映画
自己紹介:
氏名:中村彰宏
職業:心理カウンセラー
学歴:米国ロマリンダ大学院
カウンセリング学部卒業(修士)
資格:米国カリフォルニア州認定・
夫婦家族療法セラピスト
現職:オリーブ・カウンセリング・
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