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人は、こころが疲れきってしまうと、「自分はダメだ」、「こんな自分は価値のない人間だ」、
「自分は人から嫌われている」、「こんな自分は役に立たない」などと考えがちです。

そんな自分を「否定的に考えている自分はダメだ」と責めてしまっていることがないでしょうか。

否定的な考えを断ち切り、前向きに生きていこうとすることは、大切なことです。
しかし、断ち切ることは容易ではありません。

そんなとき、自分をダメ人間と決めつけ、ダメ出しをして、
自分を卑下して生きてしまってはいないでしょうか。

こころが疲れ果てて不安定になってしまうのは、思い込みがあるからです。

思い込みとは、次のようなものです。
①自分は価値のない役に立たないダメ人間だと思い込み、自信喪失していまっている状況。
②自分は人から嫌われていると思い込み、愛情喪失していまっている状況。

この二つの思い込みが、自分のこころ全体を支配してしまっているのです。
これでは、自分を責め続けてしまいます。

自分を責め続けていては、「ありのままの自分」から目が離れていってしまいます。
自分の中で、思い込みの世界をつくりあげてしまっているからです。

もう一度、「ありのままの自分」を取り戻し、しっかりと見つめることで、
自分を回復することができるのです。

このときに大切なことは、決して無理しないことです。

一人では、できないこともあるでしょう。
そんなときは、カウンセラーや身近な人にサポートしてもらうことも必要です。

あせることはありません。
ゆっくりと、ありのままの自分を見つめなおしてください。

ダメというレッテルを貼ってしまっていた自分に、
「どんな状況の、どんな私も、すばらしい存在だ」と、繰り返し言い聴かせます。

そうすることによって、「私は価値ある存在で、すばらしい人間だ」と、
こころにしっかりと刻みこまれていきます。

高木裕樹(著)『自分を好きになる本』から要約しました。

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「こころ」とは、「ころころ」変わるから「こころ」というのだ。
ある心理学者の話です。

「こころがきれい」「こころが広い」「こころが通じる」・・・・・。
日本語には多くの「こころ」を使ったことばがります。

それは、「こころ」が、その人の人柄や生きる姿勢をあらわすからだと
信じられているからではないでしょうか。

こころの成長にとって大切なことは、プラスの体験だけではありません。

つらい体験や悲しい体験といった、
できれば避けたいというマイナスの体験もまた必要なのです。

あるビジネスマンの話です。
その人は、人間関係がうまくいかず、うつ状態になりました。

ついには、会社に行くことができなくなり、人と会うこともできず、食欲もわかず、
ただ「死にたい」という思いで、こころはいっぱいになってしまいました。

そんなとき、わらにもすがる思いで、カウンセリングを受けに来たのです。

カウンセリングでは、幼児期の父親との関係、仕事のミスによって生じたこころの傷の話を
繰り返し話し続けました。トラウマになっていたのです。

トラウマの専門家で大阪大学人間科学部助教授の西澤哲先生に
「人がトラウマから解放されるために大切なことは何が必要か」ときいたことがあります。

トラウマとは、あるショックな出来事によって瞬間的に記憶が凍結状態になってしまうこと
であり、そのショックがこころの傷になってしまうことです。

トラウマから解放されるためには、その人がこころに受けた傷を繰り返し話し、
聴いてもらう体験が必要である。

繰り返し聴いてもらえる人に、自分におきたショックな出来事を話すことでいやされていく、
つまり、「受容体験」をすることです。

ビジネスマンの彼は、話を聴き続けてもらうことによって、少しずつ回復していきました。

回復したときに彼は、「会社に行くことができなくてつらかったけど、
そんな状況であっても支えてくれる家族、助けてくれる仲間がいた。

この体験を通して、人の悩みを少しは理解できるようになった。
人のこころに配慮できるようになった」と話してくれました。

うつから立ち直った彼は、今まで以上に強くやさしくなったのです。

人生では、どんな人でも、つらさや悲しさにぶつかるものです。
しかし、その体験を通して、人は、他人の気持ちを察するこころ、
思いやりや優しさを育むことができるのです。

「経験以上の財産はない」といいます。
つらい体験、悲しい体験といったこころの試練が、人生の宝となります。

こころは、日々成長するのです。

高木裕樹(著)『自分を好きになる本』から要約しました。

現代社会は、ストレスを受けやすい環境があまりにも大きすぎます。
そのせいで、傷ついている人が多いのではないでしょうか。

それは、価値観が急速に変化、多様化しているということにも要因がありそうです。
今までのルール、やり方が通用せず、価値観が大きく崩れ始めているのです。

「なんでもあり」という価値観があります。

これは、可能性や広がりを期待することもできますが、
一方で、人は突然こうした状況に置かれると、どうしたらいいのか、
何を信じていいのか不安になり、こころが不安定になってしまいます。

ストレスに敏感に反応してしまう人は、自分は弱い人間と思い込んでしまいます。
しかし、人間は「強さ」と「弱さ」とをあわせ持っているのです。

「ピンチはチャンス」ととらえることができるように、
「弱さ」を「強さ」に変えていくことができるのも人間です。

人間のタイプには、「達成型」と「協調型」という類型があります。

「達成型」の人は、自分の決めた目標の実現に向かって、
その目標を達成させることに喜びを感じます。

その目標の達成のためであったら、人間関係で多少のトラブルがあっても気にせず、
強気でものごとを推し進めていくタイプです。

このタイプの人は、バリバリがんばっているときは良いのですが、
自分が目標とすることが期待通りに達成できないと落ち込んでしまいます。

「協調型」の人は、まわりの人たちとのバランスや調和を大事にします。
人の気持ちをくみ、行動することによって、人から信頼を得るタイプです。

このタイプの人は、人のまとめ役としても適しています。

その反面、人との意見の相違が強いストレスとなり、
人間関係で傷つき、落ち込んでしまいます。

同じ人間でも、ある人にとっては大きなストレスになることも、
他の人には何でもなかったりすることがあります。

たとえば、仕事であれば、トップセールスマンとして営業成果を上げていた人が、
管理職になったことによって、突然、元気がなくなってしまうことがあります。

逆に、一人の営業マンとしては凡庸であった人が、組織を任されたとたん、
すばらしい采配をふるい、大きな成果を上げる人もいます。

私たちはだれでも、自分の中に、「弱さ」と「強さ」を兼ね備えているのです。
自分で「弱さ」と思えるところでも、「強さ」に変えることができます。

要は、どのようにして、自分の持ち味を生かすか、役立てるかです。

あなたの持ち味を生かし、強さに変えていくことにより、こころも強くなり、
自分を回復する力となっていきます。

高木裕樹(著)『自分を好きになる本』から要約しました。

「聴く」ときは、相手の立場になり「共感」して聴くように、こころがけることが大切になります。
どうしたら、共感的に聴くことができるのでしょうか。

人は、自分の経験というフィルターが邪魔をして、
聴くことに徹することができにくくなってしまっているのです。

ありのままを聴くためには、否定も肯定もしないで、
「そのままそっくり受け入れる」聴き方をすることです。

この聴き方を「アクティブ・リスニング」と言います。

精神科の医師として、こころの病にホスピス医としてかかわってこられた方に、
大阪大学名誉教授であり、日本ホスピス緩和ケア研究振興財団理事長の
柏木哲夫先生がいます。

これまでガンの末期患者さん約2500名を看取ってこられた柏木先生は、
「彼らが望むことは2つ」と言っておられます。

一つは、痛みやその不快な症状をしっかりと取ってほしいということ。
二つ目は、このつらい気持ち、やるせない気持ちを理解してほしい、
つまり、わかってもらいたいということ。

特に、二つ目の気持ちをわかるために、
「自分なりに4つの工夫をこころがけてきた」と話してくださいました。

第一は、とにかく、よく聴くということです。
それも、こころを傾けて聴くということです。

第二は、感情に焦点をあてて聴くということです。
患者さんは、自分の言葉に耳を傾けてほしい、自分の言うことを聴いてほしいと思っています。
一人の人間として、関心を持ってしっかり聴いてほしいと思っています。

会話には、「内容」と「感情」がありますが、
お見舞いに行ったときなどに大切なことは、
感情に焦点をあてて聴くことが本当のケアになるということです。

第三は、安易な励ましは避けるということです。
生死の境にがんばり続け、これ以上どうするのか、という状況になっているときに、
まだ「がんばれ」と言われると、それはつらさだけになるのです。
これは、安易な励ましでしかありません。

柏木先生が、5千人の医師にアンケートで調査したそうです。
「患者さんから『もうだめなのではないでしょうか』と言われたときに、どんな答えをしますか?」

最も多かった回答は、「『そんな弱音を吐いてはダメですよ。
もっとがんばりなさい』と励ます」でした。
日本人は、「がんばれ」が好きなのです。

第四は、理解的態度を取るということです。
これが、最も大切だそうです。

患者さんは、死の恐怖をなくしてほしいとは望んでいない。
ただ、死が怖いということをわかってほしい、そして、
死が怖いということを理解して寄り添っていてほしいと望んでいるのです。

患者さんであれ、子供であれ、部下であれ、友人であれ、
人は、こころからわかってもらったとき、魂にいやしが与えられていくのです。

「アクティブ・リスニング」を大切にしていきたいものです。

高木裕樹(著)『自分を好きになる本』から要約しました。

豊かな人生を送るための85%は、人間関係によって決まると言えます。
人間関係で大切なものの中に、「コミュニケーション」があります。

コミュニケーションで大切なことは、「話す」こと、「聴く」ことです。
この二つに共通している大切なことは、「共感」です。

「話す」ことですが、コミュニケーションの基本は、「あいさつ」から始まります。
朝の「おはよう」、寝る前の「おやすみ」など、さりげないことですが、とても大切なことです。

さらに、相手が喜ぶ言葉で、あいさつができたら名人です。
自分へのあいさつも忘れてはいけません。

話すときに大切なのは、「何を言いたいのか」、「言いたいことが整理されているか」です。

たとえば、自分ではそのように言うつもりはなかったのに、
自分の言ったその言葉で相手を傷つけてしまったり、
いやな思いをさせてしまったということはありませんか?

しらずしらずのうちに相手を傷つけてしまったら、自分の話し方が自分本位ではなかったか、
プライドを保つために自己防衛をしていたのではないかと反省し、
見つめなおさねばなりません。

自分の意見をはっきり言えずに苦しんだことはありませんか?
つまり、「ノー(NO)」を言えなかったことです。

日本人は、八方美人になりがちです。
無意識のうちにニコニコしながら、いやなことでも「ハイ、ハイ」と言ってしまったために、
あとで困ったことになったという経験は、だれにでもあるはずです。

ある人は、100人いたら100人全員に好かれたいと思っています。
そうすると、「ノー」が言えなくなり、自分を苦しめ、
自分の言いたいことを相手に伝えることができず、
相手から信用を失ってしまうことにもなります。

100人いたら100人の意見があります。
100人のうち40人が自分に同意してくれたら上出来です。

「話す」というコミュニケーションで大切なのは、
「自分の考え」、「自分の哲学」、「自分の人生観」を持つことです。

人からどう思われるかではなく、人と比べて生きるでもなく、
「自分が自分であっていい」という人生観を確立することが、「話す」ことには大切なのです。

高木裕樹(著)『自分を好きになる本』から要約しました。



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中村彰宏
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男性
職業:
心理カウンセラー
趣味:
カラオケ、テニス、映画
自己紹介:
氏名:中村彰宏
職業:心理カウンセラー
学歴:米国ロマリンダ大学院
カウンセリング学部卒業(修士)
資格:米国カリフォルニア州認定・
夫婦家族療法セラピスト
現職:オリーブ・カウンセリング・
センター(代表)
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