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コミュニケーションを改善する秘訣は、相手の話をよく聞くことです。

「この人は真摯に私の話を聞いてくれる」と相手に伝われば、
コミュニケーションは格段に改善され、人間関係も深くなります。

話を聞くときは、次のことに注意してください。

1.次に何を言おうかと考えない

聞くとは、話し手に対して心を傾けることです。
「相手が話し終わったら、なんて答えようか」と考えずに、聞くことだけに集中します。

2.先入観を持たない

話を聞く前から、自分勝手に物事を判断したり、早合点をしたり、
嫌だなと思ってしまうと、自分の聞きたくない部分は聞かなくなってしまいます。

3.相手の心を読もうとしない

「こんなことを話しているけど、本心は違うのではないか」などと、
相手の心を読んだりするのは、聞くことの障害になり、良い聞き手にはなれません。

聞くことに専念しようと思っていても、つい口を挟みたくなってしまう時が、あります。

話し方によっては、弾んでいた会話を途絶えさせ、相手に「これ以上、話したくない」と
感じさせてしまうことがあります。

そんな悪い言い方とは、どのようなものでしょうか。

1.相手を裁くような言い方

たとえば、相手に対する批判です。

正しい意味での批判は、相手にとってもプラスになりますが、
批判しなくてもいいところまで批判するのは、大きなマイナスです。

2.相手に解決を与えるような言い方

「こうしたほうがいい」と命令をするようなコミュニケーションです。
他者の問題を解決できる力は、私たちにはありません。

私たちにできることは、相手の悩んでいる気持ちを理解し共感することです。

3.保証したり、すり替えたりする言い方

「みんなもそうだよ」というように、安易に保証したり、
問題をすり替えてしまったりする言い方もよくありません。

これは、相手の不安を受け止められないために、簡単に保証したり、
他のことに転換しているのです。

以上のような話し方は、バウンドリーを侵すようなコミュニケーションになりますので、
良い人間関係は築けません。

丸屋真也(著)『他人は変えられないけど、自分は変われる』から要約しました。

 

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言いたいことをうまく相手に伝えられず誤解されたり、
相手の言いたいことを勘違いしてしまったり、という経験は、
だれもが持っていると思います。

特に、日本人には、「ホンネを言わない」「自分の意見を言うよりまわりに合わせる」
という傾向があり、そのために誤解が生まれることもあります。

携帯電話やメールは便利ですが、依存しすぎると、
人と人とが顔を向き合わせてするコミュニケーションをますます希薄にしてしまいます。

今回から、バウンドリーの形成に欠かせないコミュニケーションを
円滑にさせる会話のスキルを学んでいきましょう。

日本人のコミュニケーション・スタイルには、
改善が必要と思われる次の三つの特徴があります。

1.ホンネを言わない

日本では、人から何かお誘いを受けた時にも、「考えておきます」などと言えば、
はっきり断らなくても「ノー」が通じてしまいます。

ホンネを言わないで気持ちを伝えられるという点では日本語はすぐれていますが、
反対に、誤解や困難も起こりやすいのです。

2.まわりに合わせる

日本人は、自分の意見を言うよりも、まわりに合わせてしまうことが、
日常的に見られます。

自分の意見を押し通すことばかりが良いわけではありませんから、
それも大事なことです。

まわりに配慮しつつ、自己主張できるようになれることが理想的です。

3.うまくごまかす

「ごまかす」というのは、事実を正しく伝えずに、その場限りの言葉を用いて、
問題を避けようとすることです。

このようなコミュニケーションを続けてしまうとバウンドリーが混乱してしまい、
自分が本当に伝えたいことを相手に伝えるということがどんどん難しくなります。

コミュニケーションの基本は、「会話」です。
会話は、軽いものから深いものまでレベルがあります。

1段階目: あいさつ程度の何気ない会話

最も軽いのは、あいさつ程度の会話です。
「今日の料理はおいしいね」「あなたの服装はすてき」といった、
何気ない会話です。

2段階目: 事実を伝える会話

「今日は雨になりそう」「中村さんは出張です」など、
事実や事柄をそのまま伝える会話です。

家庭や職場などで日常的に交わされるものです。

3段階目: 議論する会話

「私はこう考えます」など、自分の考えや意見を伝えます。

4段階目: 感情を伝える会話

「私は悲しい」など、感情を伝える深い会話です。

5段階目: 心の深いところから出る会話

たとえば、長い年月、誤解のために、背を向け合っていた関係が、
何かのきっかけで状況が劇的に変わる、といったものです。

必要に応じて、場に応じて、1~5までの段階を行ったり来たりしながら、
バランスの取れたコミュニケーションができるようになれば、人間関係が楽になります。

丸屋真也(著)『他人は変えられないけど、自分は変われる』から要約しました。

 

バウンドリーの形成に役立つ具体的な「手段」についてお話しましょう。

1.「ノー」を言う

相手に対して、はっきりと「ノー」を言うことが、バウンドリーになります。

現代は、「察し合う」関係が難しくなっているようですから、なおさら、
「イエス」「ノー」をストレートに言葉で表すことが必要になってきています。

ただし、「ノー」という言葉は、非常に強力です。

言い方を間違えてしまうと、相手にショックを与え、
人間関係にヒビが入る可能性があります。

言い方には、細心の注意を払わなければなりません。

2.その場を離れる

地理的に、少し離れてみることをおすすめします。
たとえば、相手といくら話し合っても、らちがあかないとします。

感情的にどうしようもなくなってしまったら、そこから一度退散し、
気分転換に散歩にでも出かけてしまいましょう。

相手から遠のくことで、「距離」というバウンドリーができます。

3.時間をおく

時間をおくことも有効です。すぐに「ノー」が言えない場合は、
「少し考えさせてください」と時間をおくことで、バウンドリーを確率すれば良いのです。

言葉で伝えにくければ、FAXやEメールという手段もあります。
「すぐに返事をしなければならない」と焦るから、ついホンネと違うことを言ってしまうのです。

4.感情的距離をおく

夫婦でも職場の同僚との間でも、お互いが非常にエキサイトして爆発しそうなとき、
あるいは、すでに喧嘩が始まっている時は、感情的に距離をおいて、
事務的に関わることです。

用件だけを話すように心がけます。

人間の感情は、いったん興奮しても必ず元に戻りますから、
話し合いは、その時まで待つのです。

5.第三者に入ってもらう

最後は、第三者に入ってもらうことです。
「イエス」も「ノー」も、第三者を通じて言えば良いのです。

なかなか相手に本心が言えない時は、第三者に入ってもらうと、
自分の本心を言いやすくなります。

6.体を大切にする

人間のバウンドリーの基本は、「体」であり、「皮膚」です。
体は、自分という外面的なバウンドリーを形成する大切なものです。

体のバウンドリーが侵されるというのは、たとえば、暴力です。
これは、まさに、体を突き破ってダメージを与えます。

暴力をふるわれるのは、バウンドリーが侵されているということですから、
毅然とした態度で拒否しなければなりません。

丸屋真也(著)『他人は変えられないけど、自分は変われる』から要約しました。

 

バウンドリーを形成していくために知っておきたい、いくつかの原則を挙げてみましょう。

原則1: まいた種は、まいた本人が刈り取る

種をまいた人が責任を持ってその実を収穫する、つまり、
自分の行動とその行動の結果に責任があることを理解して行動する時に、
バウンドリーが形成されるということです。

原則2: すべての感情や行動の責任は自分にある

あくまで自分自身の問題として考えることが大切です。
他者に責任を転嫁すると、いつまでも他人にコントロールされてしまいます。

自分のペースでコントロールできるようになると、自分にもまわりの人にも、
バウンドリーが形成され、自立することにつながるのです。

原則3: 他人は変えられない、変えられるのは自分だけ

私たちは、「相手を変えることはできない、相手を変える力はない」、ということです。
私たちの力の及ぶ領域は「自分」であり、変えることができるのは「自分」だけです。
相手を変えようとしても、ほとんどがムダな努力に終わってしまいます。

原則4: 相手の「ノー」を尊重する

相手がどうしたいのかということ、相手の「ノー」を尊重するということです。
人と上手に関わり合いたいなら、相手はどうしたいのか、その判断は、
相手の自由な選択にゆだねることです。

原則5: やりたい気持ちを優先して行動する

心からやりたいという気持ちがまずあって行動すると、たとえ大変なことでも、
嫌な気分は半減するか、なくなるかもしれません。
逆に、イヤイヤやっていると、ストレスがたまってしまいます。

原則6: 自分にないものを求めすぎない

ねたみは、自分が持っていない何かを望むことです。
あまりにも自分にないものを求めすぎると、バウンドリーをつくる上でマイナスになります。
着実に達成できることを繰り返していくことで、やがてねたみが消えていき、
自立した人の姿になっていくことができます。

原則7: まわりに示すことで効力を発揮する

最近は、「情報の開示」ということが、よく言われます。
バウンドリーの場合も、自分の持っているバウンドリーを明らかにすることが必要です。
どんなにはっきりした境界線を持っていても、開示しない限り、相手には伝わらず、
侵されてしまうかもしれません。

日本人は互いにバウンドリーを明確にしないことが多いので、
推測し合いながら、つき合う傾向があります。

しかし、他人のバウンドリーを推測するのは、難しいことです。

バウンドリーは、固定されたものではなく、その時の気持ちや状況によって変わりますから、
なおさら容易ではありません。

従って、私たちは、折に触れて、相手に対して、
自分のバウンドリーを示すことが大事なのです。

丸屋真也(著)『他人は変えられないけど、自分は変われる』から要約しました。

 

バウンドリーの具体的な役割、機能について紹介します。

1.良いものを取り入れ、良くないものをストップする

物騒な事件が多い今の世の中、ホームセキュリティーは非常に大切です。
外から知らない人が訪ねて来た時は、その人物が自分や家にとって、
プラスかマイナスかを見極めることが賢明です。

プラスなら中に入れますが、マイナスなら追い返すでしょう。
防犯システムが整っている家ほど、泥棒や悪質な訪問販売など、
マイナスのものは入りにくくなります。

バウンドリーもこれと同じです。
自分の境界線があれば、心の防犯システムが作動し、
自分にとって良いものは取り入れ、害を与えるものにはストップをかけることができます。

2.危険を知らせる

バウンドリーは、外から害を与えるものが近づいて来た時、
危険を知らせる警報システムにもなります。

「この人物は危険かもしれない」という警戒心を起こさせるのです。

人間関係においても、相手を強くコントロールする支配的な人に振り回され、
離れたくても離れられないというケースがあります。

最初の段階で気づけなかったのは、心の警報システムが作動しなかったためです。

お互いに傷つけ合いながら、それでも一緒にいるという人間関係は、
双方にバウンドリーがないために離れられなくなっている状態です。

3.引き下がることを助ける

自分にとってプラスかマイナスかを判断するためには、
確かめてみる必要があります。

たとえば、新しく知り合いになった人と今後も親しくつき合っていけるかどうかを
判断するために、一度食事を共にしてみるという具合です。

つまり、自分のバウンドリーの範囲内では、相手を知るのに限界がある場合、
バウンドリーを少し越えて接してみるわけです。

けれども、「これ以上、関わるべきでない」と判断した時に、
バウンドリーがあれば、その時点で引き下がって、つき合いをやめることができます。

4.心の自由を守る

防犯システムが、しっかりしている家なら、
私たちは安心して中で過ごすことができます。

これと同じで、バウンドリーがあると心が自由になります。
のびのびと平静でいることができ、とても心地よいのです。

「本当は嫌だと思っているのに断れない」「いつも相手のペースに押し切られてしまう」
といった人間関係の悩みは、バウンドリーがないために起こることで、
そこには心の自由がありません。

あなたを取り巻く人間関係を思い浮かべてみてください。

「あの人がいるために気持ちが晴れない」「束縛されているようで窮屈だ」
という関係があったら、あるいは、「自分はどう思われているのだろう」と
ビクビクしているとしたら、心の自由を保つことは難しいでしょう。

こういう人は、親子でも夫婦でも友だちに対しても、
「愛」より「義務」の気持ちが先にあります。

何かをする時に、「~ねばならない」という義務的な思いがまずあるので、
ハッピーではありません。

一方、まわりのことなどおかまいなしに自分流を貫く人も、
バウンダリーがない人です。

壁のような強固なバウンドリーを持ち、
自分にとってプラスのものまで拒否して受け入れないからです。

自分だけの世界にこもり、他人との有意義な関わりを持つことができません。
昨今、こういった傾向のある人が増えています。

丸屋真也(著)『他人は変えられないけど、自分は変われる』から要約しました。

 



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中村彰宏
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男性
職業:
心理カウンセラー
趣味:
カラオケ、テニス、映画
自己紹介:
氏名:中村彰宏
職業:心理カウンセラー
学歴:米国ロマリンダ大学院
カウンセリング学部卒業(修士)
資格:米国カリフォルニア州認定・
夫婦家族療法セラピスト
現職:オリーブ・カウンセリング・
センター(代表)
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